ネットで話題になってるドラマや映画などについて書いています。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
アマ竜王戦やアマ名人戦など、アマチュアの将棋大会は数多くあります。 いわゆる全国大会と呼ばれる大会で優勝すれば、賞金はもちろん、 アマチュアとしての段位、プロ棋戦への参加資格、三段リーグへの編入 試験の権利など様々なものを得ることができます。 最近では瀬川さんや今泉さんがこうした大会で好成績を収め、 プロとの対局で一定の勝ち星をあげ、プロ編入試験をパスして プロ棋士となりました。 奨励会を経由しなくてもプロになれる道があることを証明して くれました。 とはいえ、全ての人がプロになりたいわけではありません。 中には賞金目当てでこうした大会に参加する人もいます。 アマ竜王戦では優勝賞金50万円、アマ七段の免状、竜王戦への 出場資格を獲得します。 アマ七段は大会で優勝しなければもらえず、その免状もアマ六段で 数十万円かかるため、お金以上の価値があります。 竜王戦に出場すると、持ち時間に合わせた形で商品券が与えられますが、 竜王戦6組を勝ち上がり、決勝トーナメントに進出すれば普通に対局料が もらえます。 総額で考えれば50万円よりもはるかに上回るお金を手にするチャンス があります。 他の棋戦においていくらお金がもらえるかというのは一般にはあまり公表 されていませんが、全国大会ならばアマ竜王戦のように50万円だったり 30万円など、支部レベルの大会になれば数万円、10万円程度です。 現金の場合もあれば商品券や賞品として与えられることもあります。 中には優勝したらマグロをプレゼントするという一風変わった将棋大会まで ありますが、優勝したら何かもらえるからと力がみなぎるのはプロもアマチュアも 同じです。 アマチュアの将棋大会の中には登録料を支払い、それが商品券などの原資と なっている場合もあります。 だからこそ、気合を入れて多くの人が参加をしてきます。まずは小さい大会に出場し、 なんらかの賞品を目指して頑張るようにしましょう。 参加賞でも何かしらもらえることがあるので損はしません。 |
将棋界で現役最強棋士の座に君臨し続ける羽生善治さんはその年収もかなりの額を もらっています。2014年に行われた対局料、獲得賞金を合わせたランキングでは 1億1499万円を稼ぎ、堂々の1位となりました。 将棋の対局だけで1億円以上の額を稼ぎだしたことになります。将棋の棋士は 対局料や獲得賞金だけが年収となるわけではありません。 指導対局や講演、本の執筆でも多くの金額を稼ぎます。特に羽生さんの場合は 講演と本の執筆でかなりの額を稼いでいると思われます。 将棋本は飛ぶように売れ、素人だけでなくプロ棋士にも衝撃を与えるような内容のもの を出し続けています。本の監修では子供向けの本や初心者向けの本にもよく名前が 載っており、分かりやすく教える本にはたいてい監修のところに羽生さんのお名前があります。 ビジネス本という意味合いでは「決断力」という本が人気を集め、それにちなんだ 講演もビジネスマン相手に行われています。勝負師としてはチェスの大会にも参加し、 そちらでも活躍しており、多方面で顔を見かけることになります。 その分、年収も多くなります。電王戦でコンピュータと棋士が戦う前、 当時の連盟会長の故米長邦雄永世棋聖がもし羽生さんとコンピュータを 勝負させるならどれくらいの対局料が必要になるかと尋ねられ、 7億800万円という具体的な数字を提示しました。これは米長さんから本人に コンピュータと対戦することになったらどうするかと聞き、1年間対局を休んで対策を 練るという回答があったために出された金額でした。 1年間休むとなれば、タイトルは全て返上し、一般棋戦も出られないためもう1年分の 対局料やタイトル料などを合わせてこのぐらいになるという試算がされました。 そうなると、1年で3億円ほど将棋だけで稼げる計算になります。こうしたエピソードから もどれだけ稼いでいるかがよくわかります。タイトル100期に向けてまだまだ衰えを 見せない姿に今後も注目です。 |
将棋の格言の中に、歩のない将棋は負け将棋、というものがあります。 読んで字のごとく歩がないと将棋で負けてしまうという意味です。 歩は将棋の駒の中でも一番小さく弱い駒にあたります。 それでは、なぜ、このような格言があるのでしょうか。 ときとして歩は相手の銀矢倉などの囲いを崩していく突破口のような 役割を果たします。ですので歩を決して雑に扱ってはならないのです。 あらゆる駒の中でも、歩は基本中の基本とも言えます。 数学で言えばたし算や割り算、英語だとアルファベットや ひとつひとつの単語とも言えるでしょう。 これらの基礎がしっかりしていないと、そこから先へ進めないのです。 義務教育や高等教育に加え資格取得のための学習など、人生には様々な 勉強があります。 それらのどれについても基礎が大切です。歩の扱いと人生を一緒くたに するのは大袈裟かもしれませんが、何か相通じるものがあります。 自分の目指す分野があり、その分野を極めようとしたときに、 基礎の勉強を怠っているとその分野での広がりが期待できなくなる のです。 歩で銀矢倉を崩しにかかることは、基礎勉強の積み上げによって 世界を切り開いていくことに似ていると思います。 もしここで、歩がないとなれば、人生では世界を切り開くための基礎 勉強がない、つまりは武器がない丸腰の狂態だということです。 基礎を身につけていないために希望する進路に進めない例も知っています し、何よりも基礎から積み上げたものがないということは、思想が狭い 世界にだけ留まってしまうのです。 歴史上の大発明も、本コラムで取り上げた格言で言えば、 歩のような基本的な存在がネックにあるはずです。 是非とも、歩のような基礎を大切にし、思考や思想の幅を広げて いただいて、少しでも豊かな生涯が送れるように努めていくべき ではないかと考えています。 話が大きくなってしまいましたが、歩で銀矢倉を崩すように、 世界に対し、人生に対し、王手をかけたいものです。 |
将棋の戦法には色々なものがあります。 飛車の位置によって戦い方が変わる居飛車、振り飛車、すぐに仕掛けるかゆっくり仕掛けるかで 変わる急戦、持久戦など色々あり、こちらが居飛車で相手が振り飛車だった時、両方とも振り 飛車だった時など状況に応じて使える戦法も大きく変わります。なので、居飛車と振り飛車、 それぞれ1つずつ戦い方を覚えるようにしましょう。 片っ端から覚えていこうとすると、将棋を楽しめなくなります。こうした戦い方を学ぶ上で おすすめの本は、専門的なものではなく、子供向け、初心者向けに書かれたものです。 将棋の専門書みたいなものが並んでいますが、立ち読みしてなんのことやらさっぱりわからない ものがあります。そうしたものは買っても意味がありません。 最初のうちは、これくらいなら自分でも知ってるというものを読むようにしていきましょう。 そして、矢倉や美濃囲いなど居飛車、振り飛車の基本的な戦法を身につけ、 それに関するものを探していきましょう。 NHKの将棋講座を書籍化したものはその中でもおすすめです。NHKの番組で取り上げられる ものの中には、基礎的な戦い方から戦法別のもの、受けや攻めに特化したものなど様々あります。 それらが書籍化されると、優しい言葉でわかりやすく書かれるため、 子供やお年寄りにも好評です。 毎月発行される講座のテキストも番組を見なくてもそれだけで十分 参考になる仕上がりとなっていますのでそういったものを見るようにしましょう。 あと、おすすめなのは将棋における序盤の駒組みなどを網羅したガイドブックです。 これを見ることでどれだけ戦い方があるのか、一目瞭然です。 手数がかからず覚えられやすい美濃囲い、守りが強固な穴熊、王道ともいえる矢倉など など、居飛車別、振り飛車別に収録されています。 専門的なものだと、有段者用に書かれていることがあって全くついていけないことが あります。初心者相手に書かれたようなものが戦い方を学ぶ上で大切です。 |
将棋が強くなるのに必要不可欠なのが詰将棋です。 最終盤に必要になってくる相手の玉を詰ませる力が身に付きます。 また、先読みの訓練にもなります。将棋における基本なのです。 詰将棋はただ単純に問題をこなせばいいというだけではいけません。 自分の目的に合わせて自分のレベルに合ったものを解くことで最大限の効果を発揮するのです。 この詰将棋のコツについて見ていきましょう。最初に押さえておきたいコツはまずは簡単な問題 を大量に解いていくことです。 将棋が強くなるのに詰将棋をたくさん解くことは有効です。基本の詰将棋の書籍をまずは1冊 から始めます。書籍1冊につき大体200問あります。 この時、2,3分で解けるくらいの問題がいいでしょう。短時間でできるだけ多くの問題を解 いていきます。その1冊を何度も繰り返し解くのです。 そうして簡単に解けるように自分の実力が付くまで続けます。 自分にとって簡単な問題を多く解くことによって詰みまでの手筋を覚えることができるように なります。アマチュアで大会に出場する場合、思考時間が短く設定されています。 そのため、一瞬で詰みまでの手筋を頭に思い浮かべなければいけません。このための訓練に なっているのです。 1個の問題に多くの時間を掛けているとたくさんの詰み手筋を身に付けるのにそれだけ多く の時間を必要としてしまいます。 繰り返して同じ問題を短い時間で身に付けていくことによってよりたくさんの詰み手筋を頭 に叩き込むことができるのです。アマチュアの大会では普通は長くても30分ほどです。 将棋の終盤に秒読み60秒というような状況になることは普通にあります。 終盤ではゆっくり考える時間がほとんどないのです。 そのような短時間での将棋においてパッと見てその瞬間に状況を判断できる力は非常に有効 なのです。瞬間的に手筋が思い浮かぶのならば自分の持ち時間を無駄に消費せずに済みます。 終盤の難しい局面においてゆっくりと時間を掛けて考えることができるのは対局を有利に進 めることになります。 |