ネットで話題になってるドラマや映画などについて書いています。
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将棋の格言の中に、歩のない将棋は負け将棋、というものがあります。 読んで字のごとく歩がないと将棋で負けてしまうという意味です。 歩は将棋の駒の中でも一番小さく弱い駒にあたります。 それでは、なぜ、このような格言があるのでしょうか。 ときとして歩は相手の銀矢倉などの囲いを崩していく突破口のような 役割を果たします。ですので歩を決して雑に扱ってはならないのです。 あらゆる駒の中でも、歩は基本中の基本とも言えます。 数学で言えばたし算や割り算、英語だとアルファベットや ひとつひとつの単語とも言えるでしょう。 これらの基礎がしっかりしていないと、そこから先へ進めないのです。 義務教育や高等教育に加え資格取得のための学習など、人生には様々な 勉強があります。 それらのどれについても基礎が大切です。歩の扱いと人生を一緒くたに するのは大袈裟かもしれませんが、何か相通じるものがあります。 自分の目指す分野があり、その分野を極めようとしたときに、 基礎の勉強を怠っているとその分野での広がりが期待できなくなる のです。 歩で銀矢倉を崩しにかかることは、基礎勉強の積み上げによって 世界を切り開いていくことに似ていると思います。 もしここで、歩がないとなれば、人生では世界を切り開くための基礎 勉強がない、つまりは武器がない丸腰の狂態だということです。 基礎を身につけていないために希望する進路に進めない例も知っています し、何よりも基礎から積み上げたものがないということは、思想が狭い 世界にだけ留まってしまうのです。 歴史上の大発明も、本コラムで取り上げた格言で言えば、 歩のような基本的な存在がネックにあるはずです。 是非とも、歩のような基礎を大切にし、思考や思想の幅を広げて いただいて、少しでも豊かな生涯が送れるように努めていくべき ではないかと考えています。 話が大きくなってしまいましたが、歩で銀矢倉を崩すように、 世界に対し、人生に対し、王手をかけたいものです。 |